NY駐在20年歴の竹内 健(たけし)氏からE-mail だけの交信では物足りないと、お互いの安否も気遣いWhatsAppを使いNYのコロナ感染隔離状況、その中での同市におけるビジネス界や商工会の活動状況、またブラジルに於けるWith コロナやポスコロナについて意見交換を行った。
同氏は当所によるWebセミナー開催頻度が非常に活発な事に感嘆。COACH AのNYとして当所に対し忘れがたい恩を感じる。
何かお役に立ちたいと表明。平田事務局長は2014年3月のCOACH A鈴木社長の講演(※)が非常に好評であったことを回想、Webによるセミナー開催が出来ないか相談。
竹内氏は米国内の皆様に向け、今年5月から「リモート環境下で人材および組織開発をどう実施していけばいいのか」についてZoomセミナーを開催、反響が高いので毎月セミナーを実施中と説明、平田事務局長は早速、米州拡大展開が出来ないかと同氏に今後の展開について協力を求めた。米国の東部時間とブラジル時間には時差が少ない事も有利で、当所の要望に対し日本本社を交え検討するとの事だ。
COACH A の竹内氏
(※)3月の懇親昼食会に170人が参加して開催(定例理事会・第64回定期総会) 2014/03/14
http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=12901
COACH A 社の鈴木義幸取締役社長が訪問 2014/03/12
http://jp.camaradojapao.org.br/news/visitas-a-camara/?materia=12893
株式会社コーチ・エィの竹内健エグゼクティブコーチが訪問 2013/03/14
http://jp.camaradojapao.org.br/news/visitas-a-camara/?materia=11359
(※)2014年3月COACH Aの鈴木社長講演要旨:
「組織のリーダーシップ開発とコーチング」と題して講演。鈴木社長は、米国の広告代理店に入社、ミドルテネシー州立大学院で
臨床心理学を学んだあと、テネシー州立女子刑務所に勤務。
1996年に日本に帰国、1997年にコーチ・トエンテイワン社を設立、2001年にコーチ・エィを設立。従業員は163人で上海、NY、バンコック、シンガポール、香港に支店を開設して駐在員をサポート、近い将来はブラジルに支店開設を予定。
コーチングはリーダー開発の手法で、野球やサッカーのコーチングを例に出して説明、ほめる、盛り上げるがアドバイスはしない、問いかけて気付いてもらうと説明。
また、①会社の未来を創る ②ビジョンを組織の末端まで浸透させる ③組織の現状を把握する ④社員を成長させる ⑤経営者が成長していく。
会社は未来を共有するシステムであり、未来は人との対話の中に生まれるもの、共営者と10年後の未来を話し合ってほしい。また1年前と比較してどのような点が成長したのかをチェックが必要。周囲からのフィードバックも非常に重要。企業のトップになると、部下からの指摘や意見が挙がってこないために、コーチング コンサルタントを利用すると気づくことがある。全ての人にコーチは
必要であると説明。
最後にExpartへの問いかけ:
日本でのやり方で使えるものと使えないものは何か? もし、優秀なリーダーがあなたの後任として着任したら何を終わらせ、何を始めると思うか? この国の部下があなたに求めていることを知るために、どんなことをしているか? 日々どんな質問をしているか、いち早く適応するためには、自分にどんな質問をし続けるのが効果的か? 目標をいち早く部下と強く共有するために、どんな手段が
考えられるか、あなたは何を変える必要があって、変える必要がないものは何か? この国で成功する事のあなたにとっての意味はなにか?
ローカル社員にどのように敬意を表しているか? どんな足跡をこの地に残したいのか?あなたの使命を一言で言うと、本社に戻った時、海外拠点をどのようにサポートしますか?
Foto Rubens Ito/CCIJB