来週、ペトロブラス石油公社は、石油開発ではコンペティターの実業家エイケ・バチスタ氏が率いるOSX社に対して、原油の掘削や生産のためのオフショア・プラットフォーム2基の発注で契約にサインする。
このプラットフォーム2基の価格は、16億ドルと非常に高価格であるために、今後、ペトロブラスはOSXから1日当たり100万ドル以下でレンタル契約する可能性があり、ペトロブラスのOSX以外の造船企業との最後のレンタル契約は2月に行われたが、レンタル料金は100万ドルを超えていた。
昨日、OSXは海外で5億ドルの資金を調達、シンガポールで建造中の岩塩層下(プレソルト)原油の生産用FPSO OSX-3の支払いに充てる。このプラットフォームは、同社がカンポス海盆に擁する油田開発向けとなる。
2005年に、バチスタ氏はセアラー州に火力発電所を建設したにも関わらず、ペトロブラスとの購入契約で揉めて裁判沙汰になっていたが、その後、他社に火力発電所を売り渡した経緯があった。
しかし、グラッサ・フォスター女史がペトロブラスの総裁に就任後は雪解けモードとなっているために、今後はOSXへの発注が増加すると予想されている。(2012年3月14日付けエスタード紙)