韓国の現代グループはブラジルで造船や重機生産に乗り出しているが、現代エレベーターはペルナンブーコ州でブラジル資本WOLLK社と提携して、エレベーターやエスカレーターを生産する。
現代エレベーターは韓国から部品単位で輸送して現地で組み立てるノックダウン生産方式を採用、アッセンブリー等単位で輸送し組み立てる生産方式のコンプリートノックダウン(CKD)を行う。
ブラジル国内のエレベーター関連の年間売上は140億レアル、現代エレベーターでは年間400キャビンを生産予定、WOLLK社の売上は7,000万レアルで顧客は北東地域に集中している。
現代では5年以内にマーケットシェア20%を目標にしており、またブラジル国内の高速エレベーターは毎分600メートルであるが、最新鋭の1,080メートルの高速エレベーターを投入する。
韓国メーカーのブラジル進出は現代グループ以外にもサムスン社、東国製鋼(Dongkuk Steel)、LG社、大宇、Hyosung やHanhwa社が他のアジア諸国よりも早期にそして積極的に進出して、マーケットシェア確保やブランドの浸透を図っている。(2011年9月6日付けヴァロール紙)