2009年1月から5月までの中国からの19立方メートル以上の能力を擁するブルドーザーの輸入総額は25万ドル、昨年同期は740万ドル、今年は2,290万ドルと3倍に増加して、韓国、日本並びに米国に次いで4位上昇している。
2009年のこの種類の中国からのブルドーザー輸入はベルギー並びに英国を下回っていたが、今年5カ月間では両国の合計よりも多くて、付加価値の高い機械・装置の輸入が拡大している。
2005年の中国からの機械・装置の輸入シェアは僅かに全体の3.5%、今年4カ月間のシェアは13.2%とドイツの13.7%に逼迫、しかしドイツは前年の17.8%から4%以上もシェアを落としており、また米国のシェアも31.6%から25.2%と大幅に下げている。
中国からの機械・装置輸入は価格競争力が高いためにヨーロッパ諸国のシェアを奪っており、特に建設部門や農畜産部門で拡大、前年1月から5月のドイツからのロジスティック部門や建設部門向け機械輸入は1億3,490万ドル、今年は35.2%増加の1億8,240万ドル、しかし中国からの輸入は101.16%増加の2億7,360万ドルとドイツを追越している。
また中国からの重機など輸入は製鉄所、セメント工場、火力発電所や製造部門に徐々に浸透して、特にヨーロッパ諸国のマーケットシェアを奪っている。
今年5カ月間の消費財工業セクター向け機械・装置輸入は米国が前年同期比68%、ドイツ69.8%、中国は43.2%増加、製造部門向けは47%、36.4%、62.3%、資本財向けは8%、6.84%、28.1%、インフラ並びに基幹産業向けは13.5%、35.8%、27.6%、ロジスティック並びに建設セクター向けは51.6%、35.2%、101.2%とそれぞれ増加している。(2011年7月5日付けヴァロール紙)