米国国防省はコロンビアなどの麻薬撲滅作戦用の戦闘機200機の入札を予定、有望視されているエンブラエル社は落札した場合を想定して、フロリダ州ジャクソンビル市との間で戦闘機の組立のための航空機格納庫の使用許可を取り付けている。
同社のスーパーツカノ機は有力な候補機であり、総額10億ドルから30億ドルの入札価格を予定、しかしスイスのPilatus社,米国のHawker Beechcraft社並びにAir Tractor社なども入札参加が予定されている。
米国国防省では初めに100機の戦闘機の入札を予定、スーパーツカノ機の基本装備機種の価格は1,000万ドル、しかし重装備になれば1,500万ドルに達する可能性もある。
昨年の第3四半期のエンブラエルの航空機納入は世界金融危機の影響を引きずって前年同期比13機減少の44機であったが、金融危機以前の2007年の米国の同社の航空機購入は47%に相当する33億7,700万ドルに達していた。(2011年1月10日付けヴァロール紙)