10月の輸入鋼板比率の昨年の月間平均の3%から8%を大幅に上回る33%まで達しており、今後も10%から15%の比率で推移すると予想されている。
輸入鋼板は主に自動車部品、自動車、家電や建設部門向けに輸入されており、10月の鋼材ディストリビューターの在庫は4.1カ月に相当する130万トンに達している。
主な鋼板メーカーはウジミナス、CSN並びにアルセロール・ミッタル、しかし建材向けの棒鋼生産メーカーのゲルダウ社も鋼板生産に参入を予定している。
今年10カ月間の輸入鋼板比率は国内消費の23%、今年の鉄鋼製品の国内消費は2,650万トン、輸入鉄鋼製品は600万トンがそれぞれ予想されている。(2010年11月25日付けヴァロール紙)