地下鉄2号線の延長線区間であるヴィラ・プルデンテとシダーデ・チラデンテスを結ぶ24キロメートルのモノレール建設を落札したカナダのボンバルジエ社はモノレール向け技術センターをサンパウロ州のオルトランジアに建設する。
同社ではこの技術センターは今後のラテンアメリカでのモノレール建設の技術移転の拠点にする予定であり、米国のピッツバーグにブラジルの技術者を200人送り込んで研修させる。
落札したモノレールは24キロメートルの区間を地下鉄と同じ速度の50分で走行することが可能であり、また部品などの国産化比率を70%を予定している。
ボンバルジエ社ではモルンビ-コンゴニアス空港を結ぶモノレールの入札やリオ-サンパウロ間を結ぶ高速鉄道にはワゴン車供給やメンテナンスなどでコンセッションを組む可能性も否定できない。
モノレール建設コストは1キロメートル当たり4,000万ドルから8,000万ドルと地下鉄の9,000万ドルから1億5,000万ドルの約半分、また建設時間が大幅に短縮できる利点がある。(2010年10月1日付けエスタード紙)