ブラジル鉄鋼協会(IABr)の調査によると8月の鉄鋼製品の輸入は56万2,000トン、そのうち船舶、自動車や白物家電向け圧延鋼が36万4,000トンであった。
今年8カ月間の鉄鋼製品輸入はレアル高の為替や鉄鋼商社の投機で前年同期比156%増加の380万トンに達しており、今年の輸入量は前回予想の420万トンから500万トンに引上げられている。
現在の鉄鋼製品の在庫は2.6カ月に達して在庫調整のために輸入減少すると予想されているが、年末の在庫は90万トンから95万トンが予想されている。
世界鉄鋼協会(WSA)では世界の8月の鉄鋼生産は前年同月比4.2%増加の1億1,300万トン、今年8カ月間では22%増加の9億3,200万トンに達している。
8月の中国の鉄鋼生産はマイナス1.1%の5,160万トン、今年8カ月間では4億2,500万トン、今年は6億トンの生産予想、8月の日本の生産は7.1%増加の890万トン、韓国は6.4%増加の450万トンであった。
8月のインドの鉄鋼生産は6.4%増加の570万トン、ドイツは17.1%と大幅に回復、トルコは11.3%増加の250万トンでイタリアを抜いて世界10位に上昇、米国は23.7%増加の690万トンであった。(2010年9月22日付けヴァロール紙)