金融危機で増産のための投資の先送りが余儀なくされていた鉄鋼メーカーでは国内経済が好調に推移して、鉄鋼需要が大幅に増加してきたために投資を再開する。
今日、アルセロール・ミッタル社は今後3年間の投資計画を発表、総額50億ドルに達すると予想、そのうちミナス州内のジョアン・モンレヴァレ製鉄所の生産を240万トンに引き上げるために12億ドルを投資する。
同社では今後3年以内にサンタ・カタリーナ州のヴェガ・ド・スール製鉄所並びにエスピリット・サント州のツバロン製鉄所にも大型投資を予定している。
ナショナル製鉄所(CSN)は金融危機の影響で先送りされていたプロジェクトである大鉄鉱石鉱山のカーザ・ダ・ペドラ鉱山近くに年産450万トンの製鉄所を建設、ウジミナス製鉄所もミナス・ジェライス州のサンターナ・ド・パライ-ゾで製鉄所を建設する。(2010年5月27日付けエスタード紙)