ブラジル機械・装置工業会(Abimaq)は今年5ヶ月間の国内の機械・装置の売上は前年同期比24.2%と大幅に落込んでおり、今後、数ヶ月間は継続して落込むと見込んでいる。
5月の機械・装置部門の売上は前年同月比22%減少の50億9,000万レアル、特に木材加工向け機械はマイナス67%と大幅に落込んでおり、工作機械-56%、繊維機械-42%、農業機械-42%、印刷機械-35%、プラスチック加工機械は-32%とそれぞれ大幅に落込んでいる。
しかし石油開発向けのバルブやポンプは14%増加、特に岩塩下原油開発向け機械・装置の出荷は好調に推移している。
世界金融危機や内需減少の影響を受けて5月の受注残は前年同月比24%減少、昨年9月の業界内の従業員数は25万人を数えたが、今では23万3,000人まで減少している。
Abimaq代表は連邦政府との間で社会経済開発銀行(BNDES)の特別クレジット枠の確保、機械・装置購入企業への社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)の返済期間の短縮や工業製品税(IPI)の税率引下げなどで交渉している。{2009年6月26日付けエスタード紙}