2018年7月のブラジル国内の鉄鋼製品消費は、前年同月比12.0%増加の184万トンに達して、2015年4月以降では最高の消費量を記録したとブラジル鉄鋼院(IABr)は発表している。
今年7月の自動車並びに家電生産向け平板鋼生産は、前年同月比13.3%増加の113万トン、建設部門やインフラ整備部門向け棒鋼生産は、9.9%増加の71万トンを記録している。
今年初め7か月間のブラジル国内の鉄鋼製品消費は、前年同期比9.7%増加の1,190万トン、そのうち平板鋼消費は二桁増加の11.1%増加の727万トン、棒鋼は7.7%増加の463万トンを記録している。
今年7月のブラジル国内の鉄鋼派生品販売は13.1%増加の163万トン、そのうち平板鋼販売は17.4%増加の97万7,000トン、棒鋼販売は8.2%増加の62万3,000トンを記録している。
今年7月のブラジル国内の輸入鉄鋼製品販売は5.9%増加の21万6,000トン、そのうち平板鋼販売は5.8%増加の12万9,000トン、棒鋼販売は26.3%増加の4万8,000トンを記録して2017年3月以降では記録更新している。
また今年7月のブラジル産の鉄鋼製品輸出は5.8%増加の122万トン、そのうち半製品は7.9%増加の80万7,000トン、7月の粗鋼生産は6.7%増加の302万トン、そのうち圧延鋼生産は0.7%増加の114万トン、棒鋼生産は5.8%増加の76万トンとなっている。(2018年8月21日付けヴァロール紙)