昨年の農業機械販売は記録を更新した一方で、今年の農業機械販売は不振が予想されているにも関わらず、ヨーロッパ企業を中心にブラジル進出のために代理店を探している。
フランス資本Pichon社はパラナ州の Bouwmanグループと代理店契約を締結、また同社は、 ドイツ資本Krone社並びにオランダ資本 Trioliet社、Zuidberg社、アイルランド資本 Tanco 社とも代理店契約を結んでいる。
Bouwmanグループによるとドイツ資本Krone社は、国内での農業機械の生産を予定しており、ドイツ資本Siloking社は、社会経済開発銀行(BNDES)による低金利の設備投資用機械・装置購入のための投資持続プログラム(PSI)の農業機械向けクレジットを活用して、ブラジル国内で農業機械の生産を予定している。
ドイツ資本Siloking社の昨年の売上は5,000万ユーロ、すでにロシアや中国、ラテンアメリカに支店を設けているが、ブラジルでは年内に支店を開設する予定となっている。
イタリア資本BCS社は、昨年末に南大河州カシアス・ド・スール市に支店を開設してヨーロッパ並びにアジア以外では初めての支店開設となり、25馬力から92馬力のトラクターを生産している。
韓国資本LSMtron社並びにインド資本 Mahindra 社、イタリア資本Argo社でブランド名は Landini、 カナダ資本Soucy社は、それぞれトラクター関連製品をブラジル国内で製造する予定となっている。(2014年4月10日付けヴァロール紙)