パーツサプライヤーの韓国資本Shilla社は、韓国並びに中国に工場を擁しているが、アジア以外では初めてブラジルに進出、サンパウロ州チエテ市にパーツ工場を建設する。
Shilla社は1億レアルを投資してパーツ工場を建設、2015年上半期から操業開始を予定、3年後には200人の直接雇用の創出が予定されており、初めにカンピーナス市のGE Power&Water社に風力発電向けのベヤリングを供給する。
人口が4万人のチエテ市は、自動車工場や工作機械工場などが集中しているカンピーナス市やソロカバ市に隣接しており、またバンデイランテス街道やアニャンゲーラ街道を通したアクセスの良い立地条件を備えている。
今年はサンパウロ州に農業機械メーカーのAgco 社並びに家電向け部品メーカーのCast Futura社、農薬メーカーの FMC社がすでに投資を発表しており、3社の投資総額は2億3,000万レアルで390人の直接雇用に結びつく。
2013年のサンパウロ州への企業進出プロジェクトは、24社で投資総額は57億5,000万レアルに達しており、自動車工場建設に伴ってアジアからのパーツサプライヤーの進出が相次ぐと予想されている。(2014年2月28日付けエスタード紙)