11月のブラジル国内の11鉄鋼メーカーの鉄鋼生産量は、国内需要が大幅に減少しているために設備稼働率67%で270万トン、今年の鉄鋼生産量は設備稼働率70%で3,400万トンが予想されている。
11月の鉄鋼生産は前年同月比2.8%減少、今年11カ月間の鉄鋼生産は前年同期比1.4%減少の3,150万トン、エスピリット・サント州のアルセロール・ミッタル社の第3高炉は鋼板の輸出競争力を失って、約1年間の操業停止に追い込まれている。
チッセンクルップ並びにヴァーレ社傘下のアトランティコ製鉄所は、7月から操業を再開して月間42万5,000トンの鉄鋼製品を生産、今年11カ月間のブラジルの圧延鋼生産は1.9%増加の2,420万トン、そのうち棒鋼の生産は5.5%増加の2,120万トン、平板は6.8%増加している。
今年11カ月間の鉄鋼製品輸出は前年同期比16.4%減少の750万トン、輸出金額は20.6%減少の51億ドル、輸入鉄鋼製品は1.2%減少の348万トン、平板輸入は6.5%増加の178万トンとなっている。
今年11ヶ月間の国内鉄鋼製品並びに輸入鉄鋼製品の国内販売は、前年同期比5.1%増加の2,460万トン、今年は2,700万トンが予想されている。(2013年12月16日付けヴァロール紙)