韓国最大の製鉄会社ポスコ社は、投資総額が8億6,000万ドルで圧延鋼の年間生産が100万トンに達するペルナンブーコ州スアペ港湾近くに建設中のスアペ製鉄所(CSS)に資本参加すると予想されている。
スアペ製鉄所は、ペルナンブーコ州のゼネコン企業Moura Dubeux社グループがスイス資本Trasteel International社と共同で建設中であったが、 Trasteel International社が資本撤退したために、新しいパートナーを探していた経緯があった。
ポスコ社は鉄鋼製品の年間生産が3,990万トンで世界5位の製鉄会社であり、世界トップのインド資本のアーセナル・ミッタル社、日本資本の新日鉄住金社、中国資本のHebei社並びに Baosteel社に次いで世界5位となっている。
ポスコ社はスアペ製鉄所に圧延鋼コイル生産に関する技術提供を行い、10%~20%の資本参加をすると予想されており、またポスコ社はセアラー州のペセン製鉄所にも20%の資本参加を行っている。(2013年11月25日付けヴァロール紙)