今年のアルミ製品販売は前年比5.0%増加予想であったにも関わらず、今年の国内総生産(GDP)予想が4.0%から3.0%に下方修正された影響で、前年の143万トンの3.7%増加の148万トンに下方修正されている。
第1四半期のアルミ製品販売は、前年同期比0.9%減少の35万7,600トンに留まっていたにも関わらず、相次ぐ電力エネルギーの送電線建設によるアルミの需要増加が予想されている。
第1四半期のケーブル並びに電線向けアルミ販売は、31.6%と大幅に減少していたが、テレス・ピレス水力発電所建設に伴う送電線向けアルミ需要だけで5万5,000トンが予想されている。
第2四半期から第4四半期のケーブル並びに電線向けアルミ販売は10万3,800トンが予想されている一方で、ケーブル並びに電線向けアルミ生産は12.1%減少が予想されている。
大衆住宅建設プロジェクトの拡大、夏の飲料の需要増加によるビールやソフトドリンク向けのアルミ缶需要の増加に期待しているとアルミ業界関係者のロウレンソ・フィーリョ氏は説明している。(2013年6月6日付けヴァロール紙)