政策対話委員会(佐藤真吾委員長)、課税・通関WG(吉田幸司グループ長)が、2019年8 月29日午後5時45分から、課税・通関WG活動について、12人が参加して開催された。
課税・通関WGは、吉田グループ長司会の下、当日に開催された「間接税の基礎」セミナーや今後のセミナー開催についての意見交換を行った。間接税のセミナーについては、満員御礼の為、2回開催することになり、次回のセミナーのテーマはICMS税務クレジットについて開催する予定との話が行なわれた。
また、政策対話活動については、課税に関するアンケート調査を分析した上で、課税に関する改善提言書としてまとめ、ブラジル政府へ打ち込んでいく準備をしているとした。まず、8月26日にFIESPで開催された第4回日伯農業食料対話でのビジネス環境改善のセッションでの発表の説明が行なわれた。また、今後の経済省との対話や貿投委での対応に向けた準備を行っているとの報告も行なわれた。通関については、梱包木材の薫蒸の課題が最近多く散見されることもあり、その対応処理日数に対する改善提案が付け加えらることとなった。
今後の活動については、ブラジル政府側から、日本企業が投資をする際の課題についてヒアリングをしたいと言う姿勢もあり、提言が打ち込みやすいタイミングであるとのコメントもあった。現政権は、経済省を中心に、年金改革や税制改革を勧めるなど、改革路線を進めており、課税・通関ワーキンググループとしても、そのようなブラジル政府の方針を支持し、政策対話活動に協力していくことが約束された。
出席者は、吉田幸司グループ長(KPMG)、安岡正哉氏(DELOITTE)、松本智仁氏(丸紅ブラジル)、稲村敦志氏(ブラジル住友商事)、力石健次氏(ブラジル三井物産)、松川剛大氏(ブラジル住友商事)、森田透氏(日本通運ブラジル)、谷口雅治氏(IDL EXPRESS)、政策対話委員会:芦刈宏司副委員長(ブラジル三井物産)、総領事館:上田基仙領事、事務局:平田藤義事務局長、吉田章則調査員
課税に関するアンケート調査結果(2019) 日本語
課税に関するアンケート調査結果(2019) ポルトガル語