貿易部会（猪股 淳部会長）は、8 月22 日に開催される2019年下期の業種別部会長シンポジウム発表資料作成のために、2019年8月13日午後１時30分から9人が参加して開催、猪股 淳部会長は2019年上期の回顧としてドラフト資料を基に、半期ごとの輸出入額の推移、主要品別輸出入、主要国/地域別輸出入、対日貿易、国別対内直接投資推移、主要業種別対内直接投資、日本の対内直接投資の推移などについて説明した。
また2019年下期の展望として、ジャイール・ボルソナロ新政権の年金改革や税制改革への期待、不透明なアルゼンチン大統領選挙の影響、不透明な米中貿易摩擦、中国の豚コレラによる大豆輸出の変化、第一次産品のコモディティ価格の推移、ヴァーレ社のダム決壊による鉄鉱石価格の変動、欧米中の景況感悪化傾向などについて活発な意見交換が行われた。
副題の「内外の環境変化にどう対応するか」では、金利低下によるブラジル企業の投資先模索、メルコスールと韓国、カナダ、米国とのFTA締結の影響、構造改革による今後の直接投資への変化、スタートアップ関連企業への投資などが挙げられた。
参加者は猪股部会長（伊藤忠商事）、市川副部会長（住友コーポレーション）、大矢氏（伊藤忠商事）、余語氏（丸紅）、小湊氏（極東貿易）、大谷氏（東レ）、上田領事（サンパウロ総領事館）、平田事務局長、大角編集担当。
Tetsuhiko Ichikawa e Jun Inomata
Fotos: Rubens Ito / CCIJB
