建設不動産部会(藤井健部会長)は、2016年7月25日午後4時から6時まで7人が参加、8月25日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換を行なった。
2016年上期の回顧として、インフラ受注が始まり始めている案件や止まっている案件こと、民間の工場の案件が減少している中ローカルの学校や病院の引き合いが比較的多いこと、建設業全体の不況感で工場規模が小型化し価格競争が激化していること、リオのおけるアパートの賃貸料の低下傾向がサンパウロでも進み始めていることなどが話題となった。
2016年の展望として、汚職問題が解決しているのか選挙が近づいているのかインフラ案件で動き出している案件があること、ローカル企業や新規企業の開拓をしていくこと、価格競争力をつけるために、施行の効率化や工業化を進めていくこと、オリンピックの終了を受けリオの不動産価格の動向に注意していくこと、新築住宅件数が低迷していることから支払いの遅れに一層注意することなどが議題となった。
副題のテーマ『どん底の時期ならではの戦略は?-課題整理と対処方策-』について、5年前と比較すると業界の数字が落ちている中、各社そして業界としてどのように戦略を持って事業を進めていくかについて意見交換が行なわれた。
参加者は藤井部会長(CGC)、奥地副部会長(戸田建設)、大滝氏(ホス建設)、森口氏(スターツ ブラジル)、西村氏(YKK)、天谷アドバイザー、吉田調査員
Fotos: Rubens Ito/CCIJB
藤井部会長
部会懇談会の模様