金融部会(井上 秀司部会長)主催の第6回マーケット情報配信サービスのビデオコンファレンスセミナーは、2016年5月24日午後4時から4時30分過ぎまでブラジル三菱東京UFJ銀行会議室から放送、同セミナーには15人が参加、講師にブラジル三菱東京UFJ銀行の金子潤二氏を迎えて、 テーマ「ブラジルマクロ経済見通しと新政権概要」と題して講演、参加者には事前に金子講師が作成したPDF資料を配布した。
初めに講師の金子潤二氏は、2014年から財政プライマリー収支の赤字化、景気後退による2015年の税収の落ち込み、消費者物価指数の動向、雇用減少と失業率の増加、消費者景況感悪化と需要低迷、景気回復へのシナリオ、公的債務のGDP比率の上昇並びにカントリーリスク上昇、ジウマ大統領罷免採決並びに180日間の停職、テメル暫定政権の誕生、メイレーレス財務・社会保障相の経済班への期待、テメル暫定政権の政策、新主要閣僚の経歴、ラヴァ・ジャット作戦の汚職捜査妨害計画についてのロメロ・ジュカ企画・予算管理相の音声録音暴露による暫定的な公務からの撤退、今後の政策見通し並びに注目点などについて説明、また新政府のリスクに関する質疑応答なども行われた。