機能強化委員会(松永愛一郎委員長)の第1回産業競争力強化・中小企業育成サブワーキンググループ(竹内パウログループ長)会合は2015年4月13日午後4時30分から6時30分まで11人が参加して開催、初めに天谷浩之アドバーザーが自動車業界に絞ったサブWGの活動趣旨を説明、早稲田大学の指宿ウーゴ研究員がブラジルの自動車業界の現状について、ブラジルの自動車マーケット規模は世界4位であるが、生産台数は8位、31社の自動車メーカーが進出しており、生産稼働能力は生産台数を40%オーバー、自動車輸出はメルコスール地域に集中、500社の自動車パーツメーカーがあり、15万人の直接雇用などについて説明した。
またINOVAR-AUTOは保護政策で現地生産を余儀なくされており、2013年から2017年の現地調達率の推移、工程数、燃費改善、開発投資、工業製品税(IPI)クレジット、ローカルコンテンツとトレーサビリティ、ブラジルとメキシコのサプライヤーの比較、連邦政府の目的として教育分野の強化、マネージメントの強化、パイロットプランなどについて説明、その後、参加者は海外産業人材育成協会(HIDA)を通した専門家派遣に対する対象分野などについて意見交換を行った。
参加者は櫻井淳機能強化副委員長(ブラジル三菱商事)、井上直WG副委員長(ブラジルBTMU)、小久保基裕氏(アイシン)、石川公寛氏(デンソー)、バルボサ・フェリペ(ホンダサウスアメリカ)、栗原環氏(ジェトロ)、指宿ウーゴ氏(早稲田大学)、平田藤義 事務局長、天谷浩之 機能強化委 アドバイザー、吉田章則 機能強化委 調査員 、大角総丙編集担当、