来年60周年を迎えるアリアンサ(Aliança Cultural Brasil- Japâo=ACBJ会長 Anselmo中谷)は3月30日、市内のレストランに福嶌総領事や州政府の文化局長および日系主要団体長、有志など70名を招待し、アリアンサ創設の背景、沿革、事業活動(教育事業、文化事業、情報・出版事業)および役割や使命を説明、外交関係樹立120周年記念事業の一環として着工中の同文化センターについてビデオやPPTを用い紹介した。
福嶌サンパウロ総領事とマルセロ・マットス・アラウージョ(Marcelo Mattos Araujo)聖州文化局長の祝賀挨拶に続き、仁井山理事がルワネー法等の適用で工事進行中のプロジェクトについて説明。プロジェクトの合計は約300万レアル、手持ち自己資金の約40%、80万レアルを投下着工、不足分はルワネー法やOSCIPによる寄付金で賄う。アリアンサと関係が深い主要5団体長に加え企業関係者等約100人が参加。会議所からは相原総務委員長および平田事務局長が参加した。
ACBJ文化センターとはブラジル社会の中で、日本文化を普及する中心的な拠点だ。特に青年層にとっては知識の交流の場であり又感受性や関心を焚付ける場所でもある。同センターの規模は総建設面積は736m2で、駐車場7台、駐輪場、10教室(各室15人収容可能)、1料理教室には厨房設備も併設される予定。
アリアンサ・ピネイロス校は年内完工を目標としているが、ヴィラマダレーナ地区に所在、文化活動のターゲットとなる人々が集中している最高の場所に位置している。近辺にはトミエ大竹美術館、英国文化センター、フランス系情報・書籍店(FNAC)等々、多くの文化施設やグルメを楽しませるレストラン等もある。
写真提供 望月二郎氏
写真提供 望月二郎氏
ファサード (写真提供: Aliança Cultural Brasil-Japão)
エントランス (写真提供: Aliança Cultural Brasil-Japão)