2020年のGDP伸び率の先行指標となる中銀発表の経済活動指数(IBC-Br)は、COVID-19パンデミックの影響を受けてマイナス4.05%を記録、統計を取り始めた2002年以降では、2015年に記録したマイナス4.3%に次ぐ大幅な落ち込みを記録している。
2020年12月の経済活動指数(IBC-Br)は国内経済の緩やかな回復傾向に伴って前月比0.64%増加、しかし昨年11月のIBC-Br指数0.68%は0.59%増加に下方修正されていた。
Valor Data社のコンサルタント会社や金融機関対象の調査結果では、昨年12月の平均IBC-Br指数は0.4%増加、最低予想はマイナス0.72%、最高予想は0.77%増加と大きな振幅が見られた。
また昨年12月のIBC-Br指数は前年同月比1.34%増加、また昨年第4四半期のIBC-Br指数は、前四半期比3.14%の大幅増加を記録していた。
昨年12月のIBC-Br指数が前月比0.64%増加した要因として、鉱工業部門生産は0.9%増加した一方で、サービス業部門はマイナス0.2%、一般小売販売量はマイナス6.1%、広範囲小売販売量はマイナス3.7%であった。