今月6日発表の2020年のブラジル中央銀行のレアル通貨換算によるブラジルの平均コモディティ指標(IC-Br)は、前年比28.14%を大幅に上昇を記録している。昨年12月のブラジルのインフレ指数に反映する原材料価格指数は1.36%減少したが、昨年11月は0.12%増加を記録していた。
昨年12月のアルミ、鉄鉱石、銅、すず、亜鉛、鉛、ニッケル、金並びに銀で構成される金属関連コモディティの平均価格は0.31%微増したが、過去12か月間では54.03%と大幅増加を記録している。
ブラジルのコモディティ指標(IC-Br)は、農産物、金属並びにエネルギー関連コモディティ商品で構成され、ドルの表示ではなくレアルで表示されている。
昨年12月のアメリカの商品先物取引所等で売買されているドル表示の商品価格から算出される国際商品先物指数(CRB)はマイナス4.12%であったが、2020年1年間では27.37%の大幅増加を記録している。
昨年12月の牛肉、豚肉、綿、大豆油、小麦、砂糖、トウモロコシ、米、オレンジジュース並びにカカオで構成される農産物関連のコモディティ指標(IC-Br)はマイナス2.81%、昨年1年間では28.06%と大幅増加を記録している。
また昨年12月の金属関連のコモディティ指標(IC-Br)は0.31%微増したが、昨年1年間では54.03%と高騰。昨年12月のブレント石油、天然ガス並びに石炭で構成されるエネルギー関連のコモディティ指標(IC-Br)は2.45%増加、昨年1年間では4.51%増加に留まっていた。