ヴァーレ社とペトロブラス石油公社はセルジッペ州での40億ドルに達する肥料の原料に欠かせないカリウム生産のメガプロジェクトで調整を行っており、2015年から年間220万トンの生産が見込まれている。
このプロジェクトにはペトロブラスが所有するセルジッペ州Muruim市のカーナライト鉱床をヴァーレにリースまたは譲渡するために、昨日、プラナルト宮でジウマ大統領、エジソン・ロバン・エネルギー相、ヴァーレ社のムリロ・フェレイラ社長並びにペトロブラスのセルジオ・ガブリエリ総裁が協議した。
ヴァーレ社はセルジッペ州のロザリオ・ド・カテテでカリウム鉱山を所有、ブラジルのカリウムの年間消費量は600万トンと90%を輸入に頼っているために、このプロジェクト開始でカルシウムの輸入比率が大幅に減少する。
ヴァーレ社は昨年50億ドルを投資してブンゲ社のリン鉱山を買収、またアルゼンチンのメンドーサ州のリオ・コロラド鉱山でカリウム鉱を2014年から生産予定している。
またカナダのレジーナプロジェクトは2015年の操業を予定、三角ミナス地域のパトロシニオでサリトレプロジェクトを検討しており、肥料生産部門の強化を積極的に進めている。(2011年7月21日付けヴァロール紙)