ヴォトランチン金属グループは亜鉛セクターの増産に4億3,000万レアル、アルミ4億100万レアル、ニッケル1億5,100万レアル、地質調査に1億レアルを投資して新たな鉱山開発を予定、大半は自己資金で賄うが、残りは社会経済開発銀行(BNDES)から借り入れる。
グループ傘下のブラジルアルミ会社(CBA)に対して製品の付加価値を付けるために2億9,200万レアルを投資、建設部門向けプレス機械への設備投資に5,000万レアル、残りはリサイクル事業のMetalex社に投資される。
同社の経営陣は鉱山エネルギー省の鉱業ロイヤルティ(CFEM)の増率の行方を見守っているが、鉄鉱石は製錬や加工されないでそのまま輸出されるために、非鉄金属資源よりもロイヤリティ支払い比率が高くなければならないと指摘している。
金の対する連邦政府、州政府並びに市町村に支払うロイヤリティは1%、アルミ並びにマンガン2%、石炭、鉄鉱石並びに肥料は3%、また非鉄金属生産は鉄鉱石ほど収益性が高くない。
ヴォトランチンは2008年から投資が中止されているゴイアス州ニッケランジア市のニッケルプロジェクトに4億レアルの投資を予定、金融危機前のニッケルのトン当たりの国際コモディティ価格は5万4,000ドル、2008年には9,500ドルと暴落していた。(2011年4月13日付けブラジル・エコノミコ紙)