ゲルダウ社は原料調達で外部依存を減らすため積極的に鉱山事業に投資した同業のCSNやウジミナスと同様に、川上から川下まで垂直統合する事業形態を採用する。
同社はミナス州ミゲル・ブルニエル並びにヴァルゼア・ド・ロペスに含有量が41%と高品質の鉄鉱石の鉱山を所有、今年のオウロ・ブランコ製鉄所への鉄鉱石供給量は560万トン、来年には700万トンに引き上げて自給体制を整える。
しかし鉄鉱石増産のためには資金調達が必要なためにウジミナスと同様に鉱山の権益を譲渡して、資金調達するためのパートナー企業の採用を遅くとも2013年までには決定する。
世界の鉄鉱石需要の50%近くが中国であるために、中国のスポット価格が世界の鉄鉱石価格の基準となるが、今年はトン当たり200ドルを突破する可能性がある。(2011年3月4日付けエスタード紙)