実業家エイケ・バチスタ氏はカナダ資本Ventana Gold社に20%資本参加していたが、世界金融危機後から最も収益率の高い金に注目、長期に亘って金採掘が可能な金鉱山を所有する同社と昨年11月から買収交渉を開始、しかし買収金額で交渉がもつれていた。
バチスタ氏は買収を成立させるために2月に初めの買収金額を30.2%上回る1株13.06ドルを提示して交渉が成立、総額15億ドルで同社の株式91%を掌中に収めた。
Ventana社はコロンビアで4,590ヘクタールの金鉱山を開発しており、埋蔵量は金が350万オンス、銀1,920万オンス、銅が8,460万オンス、金の年間生産量は30万1,000オンスを見込んでいる。
バチスタ氏はアマゾン流域の金採掘から事業を開始して、今では300億ドルの資産を所有していると予想されており、2016年までに35億レアルを投資してミナス州セーラ・アズールの鉄鉱石生産、また15億レアルを投資してミナス州ボン・スセッソでの鉄鉱石生産を年産1,000万トンに引き上げるために投資する。(2011年3月4日付けエスタード紙)