ブラジル鉱物院(Ibram)の発表によると2011年から2015年までの鉱業部門の投資総額は鉄鉱石の中国や新興国を中心とした需要拡大並びに価格高騰で648億ドルと2010年から2014年の620億ドルから大幅に上方修正されている。
昨年の鉄鉱石の国際コモディティ価格は100%以上上昇したために、ブラジルの鉄鉱石の貿易収支は経常収支黒字を上回る270億ドルを記録、Ibramでは鉄鉱石生産は2030年年まで持続的成長が継続すると予想している。
2015年までの鉄鉱石開発や生産部門の投資は全体の2/3に相当する423億ドル、続いてアルミ生産への投資は65億ドル、ニッケルが52億ドルで上位を占めている。
ブラジル国内での鉱業部門の州別投資ではカラジャス鉱山などを抱えるパラー州が240億ドルでトップ、ミナス州が218億ドル、しかし世界の需要拡大に伴って再び上方修正される可能性がある。(2011年2月9日付けエスタード紙)