第3四半期の純益が60億ドルで四半期の記録を塗り替えたヴァーレ社の来年の投資総額は今年の129億ドルの倍増に相当する240億ドルと鉄鉱石の増産を中心に積極的な投資を予定している。
来年の投資総額の63.8%に相当する153億ドルはブラジル国内向け投資であり、主に鉄鉱石、ロジスティック並びの化学肥料部門に向けられる。
海外向け投資ではカナダのニッケル生産に19億5,900万ドル、アルゼンチン13億9,300万ドル、中国6億6,300万ドル、オーストラリア向けには4億3,600万ドル、そのほかではオーマン、マレーシア、ペルー、コロンビア、リベリア並びにザンビアにも投資を予定している。
鉄鉱石やマンガン生産向け投資には全体の35%に相当する85億ドル、ロジスティックには21%の50億ドル、化学肥料は10.4%の25億500万ドル、石炭には6.8%の15億8,800万ドル、エネルギーは3.3%の7億9,400万ドル、鉄鋼は2.8%の6億7,700万ドルが予定されている。
鉄鉱石開発ではカラジャス鉱山の開発で生産量を1億9,100万トンに引き上げ、セーラ・レステ鉱山には2億7,400万ドルを投資して2012年には更に1,000万トンを増産する。(2010年10月29日付けエスタード紙)