2018年の連邦政府や地方政府(州・市)の鉱業ロイヤリティ(CFEM)による収入は、2013年に記録した24億レアルを大幅に上回る30億レアルが見込まれて記録更新すると予想されている。
鉄鉱石のロイヤリティは純益の1.5%から売り上げの3.0%に変更、金は1.0%から1.5%に変更されたために、鉱山を有する市町村の歳入が増加するとブラジル鉱物院(Ibram)調査・開発担当のシンチア・ロドリゲス部長は説明している。
また今年の鉱業ロイヤリティ(CFEM)収入の増加の一因として、ヴァーレ社のパラー州カラジャス鉱山S11Dシステムの含有量の高い鉄鉱石増産もロイヤリティの計算方法の変更と共に鉱業ロイヤリティ収入を押上げている。
今年1月から金の国際コモディティ価格は既に10%下落、銅鉱石も15.0%下落している一方で、鉄鉱石価格は高水準を維持している。今年初め8か月間のパラー州カラジャス鉱山S11Dシステムの含有量の高い鉄鉱石のロイヤリティ収入は、1億7700万レアルですでに昨年を上回っている。
今年初め8か月間の有望鉱山のロイヤリティ収入比較では、パラー州Parauapebas鉱山の昨年同期の4億319万レアルから 3億9,997万レアルに微減、 ミナス州Nova Lima鉱山は1億343万レアルから1億415万レアル、ミナス州 Maraba 鉱山は、9,447万レアルから8,192万レアルに減少している。
前記同様にミナス州Itabira鉱山のロイヤリティ収入は、8,355万レアルから1億184万レアル、ミナス州Congonhas鉱山は8,110万レアルから9,765万レアル、 パラー州Canaã dos Carajás鉱山は、7,142万レアルから1億7,707万レアルを大幅に増加、ミナス州 São Gonçalo do Rio Abaixo鉱山は、6,945万レアルから6,589万レアルと微減している。
またミナス州 Mariana鉱山は6,584万レアルから6,338万レアル、ミナス州 Conceição do Mato Dentro鉱山は6,463万レアルから3,243万レアルと半減、 ミナス州Itabirito鉱山は6,042万レアルから7,507万レアル、ミナス州 Brumadinho鉱山は、3,471万レアルから3,808万レアルを記録している。(2018年9月22日付けエスタード紙)