今年初めの5カ月間のブラジル国内のアルミ生産は、電力料金の高騰で16.1%減少の47万400トンと前年同期の56万800トンから大幅に減少している。
ブラジル国内のアルミ生産大手のAlbras社並びに Alumar社、 Alcoa社、 Votorantim Metais社、 Novelis社の5月のアルミ生産は前年同月比26.4%減少の8万1,400トンまで減少している。
現在のアルミ生産の減少が継続すると今年のアルミ生産は、前年比20%減少の104万トンまで減少すると予想されており、昨年の130万トンから26万トン減産すると予想されている。
Alcoa社はすでに今年のミナス州ポッソス・デ・カルダス工場並びにマラニョン州サン・ルイス工場のアルミ生産を14万7,000トンまで減産すると発表しているが、同社のアルミ生産能力である年間36万5,000トンを大幅に下回る生産にとどめている。
Votorantim Metais社のサンパウロ州アルミニオ市のアルミ工場でのアルミ生産を中止して余剰電力を販売、Novelis社はミナス州オウロ・プレート工場のアルミ生産を昨年から中止している。(2014年7月7日付けヴァロール紙)