社会経済開発銀行(BNDES)は、ヴァーレ社のパラー州カラジャス鉱山のセーラ・スールプロジェクト向けに62億ドルのクレジットを供与、総投資額378億レアルの15%に相当する。
カラジャス鉱山のセーラ・スールプロジェクトは、カラジャスのセーラ・スール鉱山の鉄鉱石をパラー州からマラニョン州の港湾ターミナルに年間9,000万トンを輸出、鉄鉱石の国際コモディティ価格が回復すれば年間100億ドルの貿易黒字につながる。
パラー州のカラジャス鉱山隣接のカナア市から同州のパラウアペバス市のカラジャス鉄道の支線の建設も含まれており、またポンタ・デ・マデイラ港への鉄鉱石の輸送能力1億5,000万トンを2億3,000万トンに引き上げる。
BNDES銀行は、2012年にヴァーレ社に対してノルテシステムのインフラロジスティック拡張に38億レアルを供与したために、2013年の鉄鉱石生産は1億1,500万トンに達しており、またセーラ・スールプロジェクトは2016年に終了が予定されているにも関わらず、2018年から9,000万トンの鉄鉱石輸送が可能となる。(2014年4月16日付けエスタード紙)