中国経済の先行き不透明感の増加に伴って、今後の鉄鉱石価格が下落すると予想されているために、先週金曜日の鉄鉱石生産会社や鉄鋼メーカーの株価が一斉に下落している。
シティーバンクは今年の1トン当たりの平均鉄鉱石価格を113ドル、2015年は90ドル、2016年は80ドルと予想、スイスクレジット銀行は、今後数年の鉄鉱石価格は80ドルから90ドルを予想している。
昨年下半期の鉄鉱石の国際コモディティ価格は130ドル以上で推移、昨年末の鉄鉱石価格は134.2ドルであったが、現在の鉄鉱石価格は13%減少の117ドルまで下落している。
先週金曜日のヴァーレ社の普通株価は3.77%下落の30.55レアル、優先株価は3.62%下落の27.09レアル、ウジミナスの優先株価は5.60%下落の9.09レアル、普通株価は5.52%下落の8.55レアル、CSNの株価は5.08%下落、サンパウロ平均株価は1.80%下落している。
7日、太陽光発電パネルなどを製造している上海超日太陽能科技(Shanghai Chaori Solar Energy Science & Technology)は、同社の社債の利払いが不可能となって中国で初めて社債が債務不履行になり、今後、中国政府は、すべての企業の救済から企業の淘汰を行う政策変更に舵を切ったと予想されている。(2014年3月10日付けヴァロール紙)