一時世界トップテンの富豪にも名を連ねたブラジルの実業家エイケ・バチスタ氏の石炭開発会社CCX社は、コロンビアに所有する石炭鉱山を交渉開始時の価格の僅かに27%に相当する1億2,500万ドルでトルコ企業に投げ売りする。
CCX社は昨年10月にトルコ企業の Yildirim社とコロンビアの露天掘りの石炭鉱山Cañaverales Papayal並びに石炭鉱山 San Juan、1鉄道、1港湾を総額4億5,000万ドルで売買契約したにも関わらず、資金繰りに瀕しているバチスタ氏は、大幅な譲渡を余儀なくされた。
CCX社による投げ売り同然のニュースで、昨日のCCX社の株価は23.21%暴落の1株が僅かに0.86レアルまで下げたが、臨時株主総会での承認が必要となっているために予断を許さない。
エイケ・バチスタ氏は、すでにロジスティック関連企業LLX 社(現在はPrumo社)、 MPX 社(現在はEneva)、 Sudeste港湾、鉱業 MMX社、エネルギー企業 BRIX社 半導体メーカーSIX 社などの株の放出や事業から撤退しており、OGX 社並びにOSX社は会社更生法が適用されている。(2014年2月4日付けエスタード紙)