第4四半期の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、中国の鉄鋼製品の増産予想で好調を維持すると予想されているために、ヴァーレ社並びにナショナル製鉄所(CSN)、ゲルダウ社の業績は大幅な増加が見込まれている。
10月の中国の鉄鋼製品生産は前年同月比9.2%増加、現在の鉄鉱石の国際コモディティ価格は前年同期比11.5%増加、レアル通貨に対するドルの為替は8.8%増加している。
中国の鉄鉱石需要が大幅に増加してきている影響で、含有量が62%の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、1トン当たり134ドルと昨年第4四半期の121ドルを11.5%上回っている。
今年第1四半期の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、現在の6.0%増加の142ドルであったが、ブラジルの鉄鉱石生産会社にとって1トン当たりの鉄鉱石価格が100ドルを上回れば採算がとれる。
ゲルダウ社の鉄鉱石の年間生産能力は1,150万トン、ミナス州のオウロ・ブランコ製鉄所への鉄鉱石を供給、また生産の45%は輸出、2020年には年間2400万トンの鉄鉱石生産が予定されている。
ウジミナス社の現在の鉄鉱石生産は年間800万トン、フリアベイロ計画が稼働すれば年間生産は1,200万トンに増加、更にコンパクトス計画が稼働すれば年間の鉄鉱石生産は2500万トンに増加、世界6位の鉄鉱石生産のCSNは年間2,600万トンの鉄鉱石を生産、第3四半期の鉄鉱石生産770万トンのうち99.3%は輸出している.。(2013年12月2日付けヴァロール紙)