7月の含有量が62%の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、1トン当たり127.2ドルと昨年第3四半期の112.1ドルから大幅に上昇、また米国の景気回復に伴って新興国の通貨が下落しているために、資源大手のヴァーレ社、CSN社、 MMX社にとっては追い風となってきている。
8月初めの鉄鉱石の国際コモディティ価格は130ドルで推移しているが、BHP Billiton 社並びにRio Tinto社が開発中の鉄鉱石鉱山が生産開始するために、今年末の鉄鉱石の国際コモディティ価格は115ドルまで減少する可能性がある。
1年前の中国の鉄鉱石の在庫は1億トンであったが、今では7,700万トンに減少、また中国政府は今年の国内総生産(GDP)7.5%の維持を発表しているために、今後の鉄鉱石価格の上昇の可能性が高い。
今週、ヴァーレ社は第2四半期の決算の発表を予定、売上は112億2,000万ドル、税引き前利益に支払利息と減価償却費を加算したEBITDAは50.7憶ドル、純益は19億4,000万ドルが予想されている。
イタウーBBA社では、第2四半期のヴァーレ社の売上は、前年同期比74%減少の7億ドルと予想、昨年第2四半期のヴァーレ社の売上は121億5,000万ドル、EBITDAは51億1,000万ドル、純益は26億6,000万ドルであった。(2013年8月5日付けヴァロール紙)