中国の鉄鉱石需要の減少並びに国際コモディティ価格の減少など世界的な需要減少となっている影響を受けて、資源大手のヴァーレ社の2013年の投資総額は今年を7.0%下回る163億ドルに縮小すると予想している。
今年初めのヴァーレ社の投資総額は214億ドルを見込んでいたにも関わらず、世界的な鉱物資源の需要減少で24%減少の175億ドルまで減少すると予想されている。
来年、ヴァーレ社は時価総額が1,000億ドル規模のニューヨーク証券取引所に上場している米国企業とロジスティックや石油・天然ガス部門でジョイントベンチャ-を予定している。
ヴァーレ社の投資を拡大するためには、1トン当たりの鉄鉱石価格が120ドルを超えると資金調達が容易となるが、同社は鉱業部門では世界で最も大きな投資を行っている。
来年のヴァーレの投資予算のうち鉄鉱石関連投資は約50%を占め、投資総額が200億ドルのパラ-州のセーラ・アズール鉱山の開発、ミナス州のイタビリトス鉱山の開発を優先させる。(2012年12月4日付けエスタード紙)