鉄鉱石生産では世界最大のヴェーレ社は、中国の鉄鉱石需要の減少に伴って鉄鉱石の国際コモディティ価格が減少しているため、ブラジル国内のペレット生産工場3カ所の操業を一時的に中止すると発表している。
操業中止されるペレット生産工場は、マラニョン州サンルイス工場並びにエスピリット・サント州のツバロンI工場、ツバロンII工場で今月8日から11月13日まで操業を停止する。
これらのぺレット生産工場の操業停止は18.3%の減産に相当、上半期の3工場によるぺレット生産は492万6,000トンであったが、第3四半期のぺレット価格は22%以上下落している。
ヴァーレ社では今後ペレットフィード用の高品位微粉鉱石の生産を減らし、より低品位のシンターフィード用粉鉱石の生産を引き上げて利益の向上を図る。(2012年10月5日付けエスタード紙)