資源大手ヴァーレ社の第2四半期の純益は、鉄鉱石などの国際コモディティ価格の減少やドル高の為替などの要因で、53億1,400万レアルと前年同期の102億7,500万レアルの半分近くまで減少している。
ヴァーレ社の第2四半期の1トン当たりの鉄鉱石の平均価格は、前年同期比28.9%減少の103.29ドル、前四半期比では5.5%減少、パレット価格は上記同様に22.84%減少の159ドル、2.0%減少している。
ヨーロッパの債務危機並びに中国の国内経済の減速などの影響を受けて鉄鉱石の需要が大幅に減少、またドル高の為替の影響によるヴァーレ社の第2四半期の純益は16億9,300億ドルに達している。
第2四半期のヴァーレ社の負債は、ドル高の為替の影響を受けて前年同期比90.8%増加、前四半期比では7.1%増加、第2四半期の鉄鉱石並びにパレットの販売は、前年同期比3.23%増加の7525万5,000トン、そのうち鉄鉱石の販売は6,297万8000トン、パレットは1,222万7000トンとなっている。
第2四半期の石炭販売は前年同期比7.81%増加の2億7,600万ドル、石炭の輸出は225万9,000トン、オーストラリアのCarborough Downs鉱山の石炭生産は、5月31日から操業停止しているにも関わらず、モザンビークのMoatize鉱山の石炭生産が不足分をカバーしている。(2012年7月26日付けエスタード紙)