資源大手のヴァーレ社は、パラー州のセーラ・スール鉱山の開発のための環境ライセンスをすでに入手しており、総額200億ドルを投資して年間9,000万トンの鉄鉱石を生産する。
ヴァーレではセーラ・スール鉱山の開発着手で、北部システムの鉄鉱石生産が現在の1億900万トンから2億3,000万トンの増産を見込んでいる。
2017年には南北システムの鉄鉱石生産は、現在の3億1,000万トンから4億6,000万トンの増産が予定されており、鉄鉱石の含有量が非常に高く、また新しい鉄鉱石の輸送システムで生産コストが非常に低いために、ヴァーレ社の純益アップにつながる。
シッコ・メンデス生物学的多様性保護研究所(ICMBio)の研究員は、ブラジル環境・再生可能天然資源院 (IBAMA)がヴァーレ社の鉄鉱石開発のために、環境ライセンス許可したことに驚いている。
ヴァーレ社ではセーラ・スール鉱山の開発で、ベルトコンベアによる鉄鉱石の輸送でトラックを使用しないために、環境破壊にはつながらない新システム採用を強調している。(2012年6月28日付けエスタード紙)