3年前にブラジル事務所を開設して、インフラ関連投資を模索している中国鉄道グループ株式会社(CREC)は、2019年末に入札が予定されている投資総額が数十億レアルに達するバイア州の東西統合鉄道(Fiol)の参入を検討している。
また中国鉄道グループ株式会社(CREC)は、年内の入札が予定されているバイア州サルバドール市と対岸のヴェラ・クルース市を結ぶサルバドール‐イタパリカ大橋の入札にも参入を予定している。
東西統合鉄道(Fiol)は、既にバイア州イリェウス市とカエチテ市間の537キロメートルは完成しているが、バイア州イリェウス市とトカンチンス州フィゲイロポリス市間の1,527キロメートルのコンセッション期間は33年間となっている。
サルバドール‐イタパリカ大橋向け投資総額は53億レアルが見込まれており、このプロジェクトには総延長距離が4.6キロメートルのサルバドール市環状道路並びに21.41キロメートルの都市間高速道路の建設、州道BA‐001号線の修復工事が含まれている。
今年2月には中国資本の交交通建設(CCCC)とCR20社が中国資本として唯一サルバドール‐イタパリカ大橋入札の参加を表明していた。(2019年3月20日付けヴァロール紙)