2017年の国庫庁の臨時歳入の大半は、石油・天然ガス開発並びに道路、空港、鉄道などによる入札と予想されており、連邦政府では入札による臨時歳入を240億レアルと見込んでいる。
2017年の国庫庁の臨時歳入予想の内訳として、石油・天然ガス開発向けコンセッション入札では53億700万レアル、水力発電所100億レアル、道路・鉄道30億レアル、空港コンセッションでは9億2,100万レアルが見込まれている。
石油・天然ガス開発向けコンセッション入札による臨時歳入は最も有望と見込まれており、第14回石油・天然ガス入札として2回目となるプレソルト石油鉱区の入札には、国内外の有望な石油関連企業がコンソーシアムを組んで参加すると予想されている。
また水力発電所入札ではミナス・ジェライス電力公社(CEMIG)傘下のサンシモン水力発電所並びにミランダ水力発電所、ヴォルタ・グランデ水力発電所が予定されており、総発電能力は2,498メガワットとなっている。
空港部門ではフォルタレーザ市並びにサルバドール市、フロリアノポリス市、ポルト・アレグレ市の各空港の民営化コンセッション入札が予定されている。
先週、インフラ投資への政府の過剰な介入を排して民間によるインフラ投資を促進するための投資パートナーシップ・プログラム(PPI)が発表され、PPIプログラムによる臨時歳入は110億レアルが見込まれている。(2016年9月20日付けエスタード紙)