ジウマ・ロウセフ大統領が今年6月に発表した第2次ロジススティック投資計画(PIL-2)の総投資額1,984億レアルの見直しで、今年の建設部門のGDP伸び率マイナス11.5%から来年はマイナス2.6%迄縮小できるとGO Associadosは計算している。
第2次ロジススティック投資計画(PIL-2)では道路、空港、港湾並びに鉄道向けに総額1,984億レアルを投資、鉄道向け投資総額は864億レアル、鉄道向け投資総額は661億レアル、港湾向け投資総額は374億レアル、空港向け投資総額は85億レアルが予定されている。
しかし第2次ロジススティック投資計画の42%に相当する840億レアルの優先投資計画を実施すればGDPは2564億レアルまで上昇すると公共事業対応パウリスタ企業協会(Apeop)では説明している。
840億レアルの優先投資計画の実施で、直接並びに間接雇用は490万人、新規歳入総額は167億レアル、新規雇用向けサラリー支払い総額は434億レアルになると予想している。
しかし連邦政府は経済リセッション、ラヴァ・ジャット作戦での汚職問題などで大手ゼネコン企業幹部の逮捕、与党連合との不協和音などの要因で6月に発表した第2次ロジススティック投資計画(PIL-2)が白紙状態となっている。
このPIL-2計画には3社~4社で構成される79コンセッショングループが35分野の投資に参加を表明していると公共事業対応パウリスタ企業協会(Apeop)のルシアーノ・アダディオ会長は説明している。(2015年10月7日付けエスタード紙)