Xグループを率いて世界有数の大富豪に登りつめた実業家エイケ・バチスタ氏は1年半年以上も有価証券取引委員会(CVM)で市場操作や文書偽造、インサイダー取引などの疑いで調査を受けていた。
昨日、有価証券取引委員会(CVM)はエイケ・バチスタ氏に対して140万レアルの罰金を言い渡したが、Xグループの5人の元取締役にも総額320万レアルの罰金を言い渡している。
市場操作や文書偽造、インサイダー取引などで罰金を課されたのは、CCX社投資家担当のジョゼ・グスターヴォ・コスタ元取締役に対して80万レアル、OGX社投資家担当のロベルト・モンテイロ元取締役に対して40万レアル、OGXのAziz Ben Ammar元顧問に対して20万レアルの罰金を課している。
また OGX社法務担当のジョゼ・ロベルト・ファヴェルティ元取締役に20万レアル、 LLX社投資家担当のオタヴィオ・ラズカノ元取締役に20万レアルの罰金をそれぞれ課している。
2013年にOGX社は所有するツバロン・マルテロ鉱区の40%の権益をマレーシア資本のPetronas社に8億5,000万ドルで譲渡契約にサイン、しかしPetronas社によるOGX社への支払いは負債問題の解決並びに同鉱区の原油埋蔵量が確認されてから実施される予定になっていたにも関わらず、有価証券取引委員会は原油埋蔵量の確認が遅れたために、エイケ・バチスタ氏に対して110万レアルの罰金を課していた。(2015年3月19日付けエスタード紙)