ドン・カブラル財団の調査によると、ブラジルのロジスティックコストは売上の11.2%を占めるが、米国は8.5%、中国は10%とブラジルのロジスティックコストを下回っている。
紙・パルプセクターのロジスティックコストは売上の28.3%を占めており、建設セクターは21.3%、鉱業セクターは16.0%、製鉄・金属セクターは12.6%、アグロビジネスセクターは11.7%、消費財セクターは11.3%、石油化学・化学セクターは9.5%、電気電子セクターは9.0%、自動車セクターは8.0%、資本財セクターは7.4%、繊維・履物セクターは6.6%、医薬品セクターは5.0%となっている。
ブラジル国内の道路輸送は全体の81.7%を占めており、鉄道輸送は14.6%、河川輸送は5.6%、海上輸送は5.5%、飛行機輸送は5.5%それぞれ占めているが、南北鉄道並びにトランスノルデスチーナ鉄道の完成が急務となっている。
マット・グロッソ州のソリゾ市からサンパウロ州サントス港の穀物のトラック輸送は1トン当たり150ドルであるが、同市からパラー州ミリチツーバ港までの輸送は僅かに50ドルとなっている。
ロジスティックコストのうち長距離輸送費は43.88%を占め、倉庫費は19.06%、都市内輸送は17.79%、港湾費は8.79%を占め、マナウスゾーナフランカからポルト・ヴェーリョ港湾またはベレン港湾迄の水上輸送、その後のトラック輸送のロジスティックコストは売上の8.0%~15%を占めている。(2014年9月29日付けエスタード紙)