中銀の政策誘導金利(Selic)が11.0%と高止まりしているために、道路や鉄道、港湾向けのインフラコンセッション向け投資がコンソーシアムにとって魅力を失っているために、インフラコンセッション向けの入札内容の調整が遅れている。
インフラコンセッション向けの民間銀行のクレジット金利は、社会経済開発銀行(BNDES)の長期金利(TJLP)の5.0%プラス2.0%、クレジット期間は25年、返済開始は工事開始後5年後となっている。
民間銀行はインフラコンセッション向けクレジットの金利の引上げを要求しているにも関わらず、連邦政府は民間企業の入札参加を促すためにBNDES銀行のスプレッド金利の引下げを検討している。
BNDES銀行のスプレッド金利は0.5%となっているが、連邦政府はクレジット金利引き上げでは益々民間コンセッションにとって収益率が低下して魅力を失うために、BNDES銀行のスプレッド金利を0.2%~0.3%への引下げを検討して、民間銀行の金利幅を引き上げる。(2014年9月25日付けエスタード紙)