ブラジルのゼネコン大手のオデブレヒト社は、モザンビーク北部のナカラ地域でロジスティックセンター並びに空港、鉄道、港湾整備事業に進出、今年8月にナカラ空港を開設する。
オデブレヒト社はモザンビークの自由貿易港建設やコンビナート向けのインフラ事業に参加を予定しており、コンビナートの試験プロジェクトの投資総額は1億ドルに達するが、そのうち4,000万ドルは社会経済開発銀行(BNDES)が融資を行う。
電力エネルギー発電や上下水道、首都マプト市の都市交通向け投資に2億2000万ドルを予定しており、そのうちBNDES銀行が1億8,000万ドルを融資するとモザンビークのオデブレヒト社のミゲル・ピレス専務は説明している。
また同社はキャサバからでんぷん粉を生産するために1,500万ドルを投資、キャサバの生産は、ナカラ地域並びにナンプラ地域を予定しており、インフラ整備以外にも農業分野で同国の発展に寄与する。
ブラジルのゼネコン大手のアンドラーデ・グチエレス社もモザンビークと南アフリカとの国境地域のインコマチ河流域のMoamba Majorダムを建設して200万人が生活する首都マプト市に水道水を供給、投資総額4億6,000万ドルのうち3億5,000万ドルはBNDES銀行が融資する。(2014年6月23日付けヴァロール紙)