今年8月に発表が予定されている第3次経済加速プログラム(PAC-3)の鉄道網の再開発向け投資は93億レアルが予想されており、鉄道の複線化、陸橋、枝線、信号や照明の整備などが含まれているが、民間鉄道網コンセッションの新規入札は、2015年になると予想されている。
PAC-3による鉄道網の再整備は鉄道事故の予防強化や輸送の効率化、20%の輸送時間の短縮などを図るために投資するとブラジル鉄道協会(ANTF)のロドリゴ・ヴィラサ会長は説明している。
PAC-3による鉄道網の再整備は31プロジェクトから構成されており、América Latina Logística(ALL)並びにCentro-Atlantica鉄道(FCA)、 Tereza Cristina鉄道(FTC)、 MRS Logistica(MRS)、transnordestina Logistica(TLSA)が対象となっている。
最も投資が大きいのはALL社の45億レアル、MRSは35億レアル、FCAは11億レアル、特に南マット・グロッソ州コルンバ市地域のALL Malha Oeste鉄道向け投資で輸出用鉄鉱石を輸送するVetriaプロジェクト向けの26億レアルが最大の投資となる。
またMRSのサンパウロ環状線鉄道向け投資は20億レアル、ミナス州ジュイス・デ・フォーラ市の都市鉄道向け投資は10億レアル、昨年の鉄道網向け投資は47億レアル、輸送量は4億9,000万トンであった。(2014年5月16日付けヴァロール紙)