ブンゲ社並びにカーギル社、Maggi社、 Dreyfus社の4大穀物メジャーが輸送ロジスティック企業EDLP社を設立して、ブラジルの穀倉地帯のマット・グロッソ州から鉄道などを通して、パラー州の港湾から穀物輸出をするための新しい鉄道民営化コンセッション入札を連邦政府に要請している。
EDLP社は、すでにセーザー・ボルジェス運輸相に新しい鉄道網の建設計画を提示しており、新鉄道建設はPirararaプロジェクトと命名され、投資総額は100億レアルから150億レアルが見込まれている。
南北鉄道のゴイアス州カンピノルテとルッカス・ド・リオ・ヴェルデを結ぶ883キロメートルのFico鉄道を建設してマラニョン州イタキ港から穀物を輸出、またゴイアス州アグア・ボアからカンピノルテをつなぐFico Leste鉄道の建設も要請している。
マット・グロッソ州Sinopからパラー州Mirititubaを結ぶ1,050キロメートルのFerrogrão鉄道を建設してタパジョー河を1,000キロメートルに亘って水上運輸して、パラー州ヴィラ・ド・コンデ湾もしくはサンタレン港から穀物を輸出する。
現在のマット・グロッソ州の大豆やトウモロコシなどの穀物生産は3,000万トン、2020年には5,000万トンに達すると予想されており、その50%はパラー州Miritituba経由でパラー州の港湾から輸出する計画となっている。
またマット・グロッソ州Sapezalからマデイラ河沿いにロンドニア州ポルト・ヴェーリョに達するFico Oeste鉄道を建設して、アマゾナス州イタコアチアラ港経由でパラー州の港湾から穀物を輸出する計画となっている。(2014年3月23日付けエスタード紙)